2024/12/15 22:14

+++————————————+++

上ナシ珈琲では、Kona Coffeeの最上等級”エクストラファンシー”の生豆と焙煎豆のみを取り扱い販売しています。

+++————————————+++


こんばんは。上ナシのフーテンのMです。

ネットで検索すると、ベートーヴェンのコーヒーに関する名言にこんなのがあります。
「一杯のコーヒーはインスピレーションを与え、一杯のブランデーは苦悩を取り除く」と。


「一杯」という抑制の効かせかたが天才の天才たるゆえんでしょうか。チョイト一杯のつもりで飲んでいつの間にやら・・・・が凡人の常ですからねえ。

フーテンのM風の迷言に置き換えれば
「たくさんのコーヒーは利尿作用を大いに促進し、たくさんのブランデーは人生を壊す」になるでしょうか。
名言をなかなか創るのはむずかしいですね。

迷言つながりで、コーヒーの迷信といえば、Standart Japan が発行するStandart 2020年5月発行の第12号で「コーヒーに関する代表的な迷信」を取り上げ検証しています。


迷信とは「人々に信じられていることのうちで合理的な根拠を欠いているもの」ということになるでしょうか。

その中の迷信の1つが「コーヒーは脱水症状を引き起こす」です。

Standart Japan は書いています。
-------✂--------✂--------✂---------

この迷信の由来は、1928年にEddy、Downs両氏が行ったカフェインの利尿作用に関する研究にさかのぼります。この研究結果が各所で引用され、実質80 年間、その正当性が疑われることはありませんでした。 コーヒーには利尿作用があり、体内の水分バランスに悪影響を及ぼすという説が一般に浸透したのは、このためです。


しかし近年、これよりも具体性が高く、効果的に設計された研究が行われ、コーヒーが脱水症状を引き起こすという通説に異議が唱えられるようになりまし た。2003年、Maughan、Griffin両氏が過去の研 究論文を徹底的に再検証した結果、到達した結論は、 「コーヒーが体内の水分バランスに悪影響を及ぼすこ とはない。よって、コーヒーの摂取と水分補給に関する現行の公衆衛生指導を見直す必要がある」というも のでした。この主張は、その後行われた研究からも裏付けられています。研究で得られたデータにばらつき はあるものの、コーヒーが脱水症状を引き起こすと結 論づける根拠は見当たりません。

(省略)・・・これによって、コーヒーが脱水症状を引き起こすこと はないという主張が裏付けられるだけでなく、2000年に発表されたGrandjean氏の主張と同じく「カフェイン の利尿作用はあまりにも小さく、測定不能である」とい う結論が必然的に導き出せます。

-------✂--------✂--------✂---------
今の世の中、迷言、迷信だらけなので、「コーヒーは脱水症状を引き起こす」って強弁されるくらいじゃ驚きませんがね。

そういえば、その昔、鳥取県の県知事が「スタバはないけどスナバ(砂場)はある」という自虐ネタで話題になったことがありましたね。ただし、迷言というなかれ!今や鳥取には正真正銘スナバ珈琲があり、スタバも鳥取に上陸した。


想いは実現するのであります。