2024/12/22 00:01
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上ナシ珈琲では、Kona Coffeeの最上等級”エクストラファンシー”の生豆と焙煎豆のみを取り扱い販売しています。
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こんばんは。上ナシのフーテン𝓜です。
この前、ここでコーヒーのサードウェーブの端緒を作った「革命家」の本を紹介したんですが、世の中ではフォースウェーブ、つまり第4の波がもう来てるよ、今まさに起こりつつあるって論じてるんですね。
「革命」がそんなに度々起こるのかって疑問に思うけど、世間のあらゆるウェーブから完全にハブられているボクはいつだって後追いです。
この記事なんかは2017年12月の記事です。
2018年に来る「コーヒー第4の波」の正体
もう6年も前にウェーブ来ちゃってた!? コーヒーの「ワイン化」はサードウェーブの中のことと思ってたけど・・・
去年2023年3月の記事では
コーヒーの“フォースウェーブ”を予測 最新マシンから「豆と音」まで新たな潮流
この記事では、
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“第4の波(フォースウェーブ)”が訪れるかもしれない。・・・・豆の質や焙煎にこだわったスペシャルティコーヒーに代表されるサードウェーブをわれわれは体験した。これからは、質の高い豆を自宅で丁寧に抽出するトレンドが“フォースウェーブ”になると予測する人もいる。
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と大人しめの基調ですが、2023年2月発売のタイガー魔法瓶製の「サイフォニスタ(SIPHONYSTA)」を紹介しています。
「サイフォニスタ(SIPHONYSTA)」のウリは
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スペシャルティコーヒーの一番おいしい飲み方を再現できるコーヒーメーカー
上質なスペシャルティコーヒーの豆本来の風味を引き出し、自宅で気軽に味わえる。
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ってところでしょうか。
もう1つ紹介すると、これも去年2023年7月の日経新聞の記事です。
来るかコーヒー第4の波 米国で「電動焙煎マシン」人気
個人でもスタバと戦える電動焙煎マシンの登場がフォースウェーブの前兆か!?というわけです。
記事によれば、設置面積は80×90㎝ほどで、高さは2m弱の電動焙煎機マシン「Bellwether Roaster(ベルウェザーロースター)」がその象徴だと。
記事を少しだけ抜粋しましょう。
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設置場所の確保にかかる費用や焙煎士が必要といった管理面の課題から、特に都市部でガス式の焙煎機をそろえられる個人経営のカフェは少ない。焙煎したコーヒー豆を外部から購入するのが一般的だった。
豆をひいて抽出する工程や、店の雰囲気、器などで独自色を競ってきたが、味を大きく左右する豆の焙煎が外部任せである以上、限界があった。個性を出す術を探っていたジョーンズ氏が見つけたのが、店頭に置ける電動のマシンだった。
・・・焙煎機のリース代は月1100ドル(約16万円、買い切りだと7万5000ドル)がかかるが・・・
・・・「コーヒーが数十年遅れてワインと同じ軌跡をたどっていることに気がついた」と、ロペズ氏は話す。かつては愛好家を除けば「赤か白か」でワインを選ぶ消費者が多かったが、ブドウの種類やワイナリー、畑にまで関心を持ち、お気に入りを探す人が増えた。
コーヒーでそれに近い状況を実現するには「(消費者と接する)カフェや小売店が豆の調達や焙煎から参加できるようにする必要がある」(ロペズ氏)。
そこで、店頭に置けて簡単に使える焙煎機の開発に乗り出した。電動で煙などを排出しない機構を追求し、並行してコーヒーの生豆を買える通販サイトも整備した。・・・
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買い切り7万5000ドルの焙煎機って円換算すると、なかなかの価格で小規模の店舗だと導入に躊躇しそうなもんですが、リース月1100ドル(約16万円)ならいける!ってことなんでしょうか。小心者のボクならリース月1100ドル(約16万円)でも十分にチビる金額なのですが・・・
日本国内でも店内で小型の焙煎機をお手軽に回している景色はもうずいぶんおなじみになりましたよね。ボクが見た同じコンセプトの他の焙煎機は「Bellwether Roaster(ベルウェザーロースター)」の3分の1くらいの価格だったと思いますが。
まあ、これで現在のコーヒーに関するウェーブ(サードかフォースかはわからないけれど)のだいたいのキーワードは出てきたんじゃないかと思うのでざっくりですが、まとめて見ましょう。
⭐️コーヒー豆の「品種」「テロワール(土地)」「生産者(農園)」「栽培」「精製方法」が多様化し、生産者の努力により多種で評価の高いコーヒー生豆を市場に出すことによって、コーヒーのワイン化が進んでいる。
⭐️消費者をお客さんに抱えるカフェやコーヒー屋さんは、生産者がこだわって市場に出してきた生豆の特性や風味をその通り感じるために、焙煎機の種類、焙煎の仕方、煎り方、コーヒー豆の抽出方法についても、こだわり抜き、まるで焙煎のチャンピオンがそこにいるかのような機械や技術を使って、評価の高い生豆の特徴を生かし切ったコーヒーを提供したい、飲みたいという社会になってきた。
⭐️その一里塚として、新型の、または小型のレシピ付きの焙煎機、バリスタチャンピオンがするような抽出機を各種チャンピオンが監修に携わり、世に送り出していると。
さて、これはサードか?
それともフォースか?
はたまた3.5ウェーブか?
ボクはサードウェーブの流れの中で派生的に起こっているもので、サードウェーブの途中だから「3.5ウェーブ」に一票としておきましょうか(;^ω^)
特に議論したいわけではないので、あなたが考える答えが正解、ということで特にかまいません( ;∀;)
あなたのご意見などをボクに長々と送ってこないようにね。
ただ個人的には、ウェーブをある種の革命的なことって考えるならば、上記に記したようなことの先に予想もつかないような新たな展開が起こったときに第4の波、フォースウェーブがきたと思うでしょうね。
最近の例でいえば、スマホですね。スマホが出てきたときにこんな世の中になると誰が思ったでしょうか❓
完全に社会の様相が、人間の行動様式も変わってしまいましたよね。
また、トランプ2025新政権で閣僚になると報じられているイーロン・マスク率いるテスラから最近出た車。写真でしか見たことないけど・・・
上記のテスラの運転席の写真は Bram Van Oost (@ort)によるもの
スイッチはステアリングまわりの小さなダイヤルとウインカーなどのレバーのみ
イグニッションスイッチやメーターパネルも存在しない
操作の大半は中央の大型タッチパネルに集約
イーロン・マスクは「古い秩序を破壊する人」とか「社会破壊者」って言われるそうですが、この車を見てるとまさに「The Destroyer」ですな。
カーナビが出てきたとき、なんてステキで便利なものがでてきたんだと感動したもんですが、ひとたび道路が新しくなったり、地図が変化して、カーナビの情報が古くなると、あの機械音での間違った案内を聞くたびにたちまち「このクソがー!」って怒鳴った人も多いはずです。
車屋でカーナビを更新すれば済む話なんですが、その更新料が2万円とか言われると、また「このク・・・」ってね。
テスラの車はソフトウェアも車屋に行かなくても随時バージョンアップするんでしょうし、なんなら走りながら悪いところをチャチャっと修正するくらいはイーロン・マスクなら考えそうなことです。
これらはまさに革命、ウェーブですね。
コーヒー業界の次のウェーブはどんなことが起こるんででしょうかね。
震えながら待ちましょう!
迷わず行けよ!行けばわかるさ!
タァー!